発売されてからずっと抱えていた画面端のタッチが内側に入り込むという病気がようやく治りました。
結局どれくらいの数の端末にこの不具合があったのかは明確に発表されていませんが、アップデート内容の書き方的にも恐らく全てのTicWatch Pro 3のソフトウェアの不具合だったものと思われます。公式フォーラムでもオラのは大丈夫だァという報告は無かったですし。
この不具合に気が付いていた人にとってはそこそこ鬱陶しい不具合だったと思います。気が付いていなかった人にとっては、へーという程度かもしれません。
タッチパネル外周をなぞったときのこれが
こうなりました!
(当たり前だろォ!)
修正前を改めて見るとバグの範囲がでかすぎて画面全体の1/4以上が反応してなかったんじゃないかと思えますね。
アップデート内容
バージョン(ビルド番号)は「PYDA.200427.080.MRB.210114.001」になりました。
タッチ不具合修正と同時にいくつかのアップデートがあります。
ちなみにTicWatch Pro 3 GPSへのH-MR2は残念ながらまだ先のようです。公式フォーラムのコメントにもありましたが、急いでバージョンアップしてCyberpunk 2077のようになっては元も子もないですからね。タッチ不具合を抱えたまま発売されていることもあるのでしっかりとデバッグを終えてバージョンアップしていただきたいです。
新機能:
- FSTN液晶(デジタル表示)での日付フォーマットをEssential Modeアプリから変更できるようになる
- Essential Modeで電源ボタンを押すとバックライトが光るようになる
- FSTN液晶での自動バックライト(傾けてON?)機能をEssential ModeアプリからOFFにできるようになる
- 通知音を鳴らせるようになる(音量は着信音設定と同じ)
改善点:
- 傾けて画面をONの速度が1/4秒上昇
- Essential Mode時の歩数がブート後に一部消失する問題の最適化
- スライドの滑らかさを向上
- 画面端の反応を最適化
- FSTN液晶でのバックライトの明るさを低減
- Androidとのペアリング速度を向上
バグ修正:
- 特定の条件下で時計を傾けてもFSTN液晶のバックライトがつかない問題を修正
- ファンクションキーをダブルクリックしたときGoogle Payではない他のアプリが起動することがあった問題を修正(Google Payが有効な地域のみ)
FSTN液晶表示での設定をEssential Modeアプリから色々できるようになったようですが、この「Essential Modeアプリ」というのがどこにあるのかまだ確認できません。
Google Playにもそれらしきアプリは無いですし、別のアプリとしてインストールしなければいけないのか、またはMobvoiアプリに追加される機能なのか、Mobvoi公式ツイッターに質問している人もいるので公式からの情報待ちです。
※単純に日本語で「省電力モード」という名のアプリがそれでした。右上ボタンのアプリ一覧から「省電力モード」アプリを起動して、左に一回スライドすると設定項目が現れます。
通知音も鳴らせるようになったようですが鳴りませんし設定項目が見つけられません。どこだろう?
「スライドの滑らかさを向上」については結構実感できるかと思います。指のスライドに対して以前よりスクロールがスムーズに機敏に反応してくれる気がします。
無事に問題解決
一時はソフトウェアの問題なのかハードウェアの問題なのかも発表されず、このまま一生治らないんじゃないかと不安になりましたが無事に解決して良かったです。
今回のアップデートでまたTicWatch Pro 3 GPSを愛でていけます。
H-MR2へのアップデートもほぼ確定しているし、Wear 2100の頃から比べるとWear 4100は動作も非常にサクサクなので当分は現役で活躍してくれるスマートウォッチだと思います。