あんまりゲームしてる余裕はないけど積みゲーの中からなんとなく1つ選んで遊んでみた。
Giana Sisters: Twisted Dreams
ゲームとしては一般的な横スクロールアクションだけど、プレイヤーキャラクターの2つの人格を入れ替えるというシステムにより今までにないような新鮮な仕上がりのゲームになっていると思う。グラフィックも鮮やかで綺麗。
人格を入れ替えることにより使える能力が変わる。ゲーム中はいつでも即座に入れ替えることができるし、それぞれ能力は1種類なので操作をする上で混乱することはない。
実は変わるのは能力だけではなく、マップの背景やオブジェクト、曲調、敵までもががらっと変わる。ほとんどは見た目だけだが、中には動きや攻撃方法が変わる敵がいたり、マップが変わることで行けなかったところに行けたりすることもある。その他にも、キャラを入れ替えることでゲートの開閉が行われたり、左方向に動くタイルが右方向に動くなど、トリガー的な役目もしている。マップや地形が変わる瞬間のモーフィングも見ていて楽しい。
↑↓同じ場所で人格を入れ替えた。雰囲気がガラッと変わる。
これらのトリッキーなゲームシステムを駆使してプレイヤーを楽しませる。難易度も進むに連れ程よく上がっていくので操作に慣れつつだんだんと高度なマップにも対応していけるようになっている。
先へ行けば行くほど新しい敵や新しいギミックが投入されていくので簡単には飽きさせてはくれない。
マップのあちこちにある宝石を全て集めるのがこのゲームの一番の目的だ。プレイヤーがパッと見では気づかないところに宝石が隠れていたり道が隠れていたりして詮索意欲が湧く。マップの構造上、先へ進んでしまったら手前に戻って宝石を取りにいけなくなるといったことが少なく、親切な設計になっているところも好ましい。また、進行方向の看板や、落ちたら死んでしまうところにはドクロマークの看板がたいていあるので、下に落ちてみたり、進行方向に逆らって「こっちの方にも宝石があるかも?」と思った時安心して探しに行けるのも良い。
プレイヤーの死についてだが、敵に当たると一発でやられる。しかし残機のシステムはなく、何度でもチェックポイントからやり直せるので途中まで行ったのに最初からやり直しさせられるといったことは無い。チェックポイントの数も多め。そのためプレイしていてもストレスは全く感じられない。マップの何処かに「一回食らっても大丈夫アイテム」が落ちていることもある。
なお、敵を倒すときは上から踏みつけるか赤髪の人格の能力を使う。
久しぶりに面白い横スクロールアクションゲームなので途中で投げ出すことにはならなそう:)
操作はゲームパッドがオススメ。
外部リンク
- ゲームについての背景や詳しい設定はこちらの4Gamerの記事で。
- Steam Store